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特集:口腔介護ステーション「のあ」
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| 4月から開設した「のあ」のスタッフ、松岡さん(左)と南原さん(右) |
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第2回「食べてない患者さんの方がすごく状態が悪いというふうに思ったんです。」
編:ゴエン性肺炎ですか?
南原:本当は普通、食べたり飲んだりしていると、バイ菌は胃の中へ入っていくんですけれど、誤嚥性肺炎というのは、口の中のバイ菌が誤って肺に入っていくことがあるんですね。抵抗力が落ちてくるとそういうことが起きるんですけど、その際お口の中が汚いと肺炎にかかりやすくなります。それを防ぐお仕事なんです。
編:週に1度お口の中を見て、チェックしているわけですね。
南原:そうですね。はい。
院長:「嚥」って言うのはね、飲み込むことを言うんですよ。誤って飲み込むのよ。
南原:誤嚥性肺炎っていうのは今すごく医療界ではメジャーなんです。これをメインに持っていった方が解りやすいので。
院長:必要性を感じやすいね。
南原:解りやすいですね。体の状態には血圧とか心臓疾患とかいろいろあるんですけれど、どの病気にとっても、やはりお口の細菌があるとすごく悪くなりやすいんです。皆さんそれぞれですけれど、一番はやはり・・・。
ただ、そういうことをやっている所はほとんど無くて、少ないんですよ。私が以前、歯科衛生士として病院に勤めていたとき、まあ、今も歯科衛生士なんですけれど(笑)。病院に勤めていると入院している患者さんもいますし、施設の患者さんもいらっしゃったりなんかして、口腔外科の先生もいて、そうすると入院患者さんの方が食べてなくて、食べてない患者さんの方がすごく状態が悪いというふうに思ったんです。
編:やはり食べてない方の方がお口の中の状態が良くないんですか。
南原:自浄作用というのが起きなくて。例えば、脳がご飯を食べていないことを感知して、ご飯を食べないんだったらつばも出さなくていいんじゃないかとか、消化液を出さなくていいんじゃないんだろうかって、使われないものを排除しようとするんです。体ってそんなふうです。昔よく尾てい骨がね、人間はしっぽがあったって言われていて使わなくなったからなくなってきて、今は尾てい骨が残っているって言うじゃないですか。架空の話かもしれないですけど。そういう感じで脳は、使わなくなったものは、排除するようなんですよね。食べていないと、きれいにする作用がなくなって。そういうことに気付いて、それで亡くなる方ってすごく多いことが分ったんです。そこから始めてみようと。
編:亡くなってしまうっていうのは、やはり誤嚥性肺炎が原因で・・・。
| 南原:発熱がずっとつづくようですと病院では「ああ、病気だからこの人はしかたないな」って言われていたみたいなんですけれど、その原因が実は |
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| 口の中のバイ菌で、それが肺に入って肺炎をおこしてずっと熱が出ている状態だったんです。あともうひとつ大事なことは、さっきも見ていただいたんですけど、障害のあるかたっていうのが結構。あのかたたちは自分で手を使ってハミガキができないんですよ。あるかたは、手がこういうふうになってしまっていて、口に手が行かないので自分で磨けないんです。でも、すごいしっかりしているんですよ。口でなんでもやるしかないので、車椅子なんかも電動にしてもらっていて、電動の車椅子を口でレバーを動かして、外出したりします。あと口や歯を使ってパソコンを動かしたり、それが一つの手段になるんですよね。口を使ってすることしかできないんですよね。口でパソコンを打つとか、カメラで写真を撮るとか、機械を設置することも全部、口や頭を使うんです。首から下はほとんど動かないですから・・・。そうすると歯が大切になってくるんですけど、そのケアが今の施設では解らないし、できないんですね。そこのところをお手伝いするんです |
次回は、病院や施設での口腔ケアの現状について。
お楽しみに。
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