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特集:口腔介護ステーション「のあ」

4月から開設した「のあ」のスタッフ、南原さん(左)と松岡さん(右)
第5回「熱いほうがいいじゃないですか(笑)」

編:では今はお二人で専属という形でされているんですね。

南原:先生の考えとして、私たちもそうなんですけど、治療するだけじゃなくて、患者さんとコミュニケーションをとりながらという形で。患者さんは障害を持っているかたがたなので、自分で自由に外に出られないというかたがほとんどなので、私たちが外部から情報を持ってくるとすごく喜んでくれるんですよね。「今日はこうこうこうで、昨日はこんなおかしいことがあったんだよ」と話すとすごくその情報を喜んでくれるんです。先生はそういうことを理解してくれて、コミュニケーションをとりながら、自分たちも患者さんも楽しく仕事することをメインにしようと、そういうふうにしているので今結構楽しく仕事できています。

編:1日に何件くらい看るんですか?

南原:一応目標としては、7〜8件くらいです。午前中に2〜3件居宅をまわって、午後からは施設なんです。その日によって違います。

編:まあ、そういうふうにコミュニケーションをとりながらやっているとどうしても・・・。

南原:そうですね。以前は結構、施設とか行ったら20名30名ってやってたときあるんですけど、そうすると流れ作業というふうになってしまうんです、そういった以前の自分の中での失敗があるので、今回はちゃんと一定の時間を持ってコミュニケーションをとりながら、お話ししている中でも「この人この間よりも飲み込む力としゃべる力が悪くなったな」とかいう情報があるんで、それをただの無駄話としないで患者さんの状態を知るために、しっかりコミュニケーションをとっていきたいなというのがこれからの理想です。

編:だいたい今お話が一段落したかんじですが、もともと今富先生と面識があったんですね。

院長:まあね、面識はあったんですよ。ここに実習で来てたんですよ。

編:まあまあ、そこを熱く語られて(笑)

南原:(笑)

院長:熱いほうがいいじゃないですか(笑)

編:自分たちでこういうふうなものが必要なんだとうったえて・・・。

院長:ぶつけてきましたからね。熱くなかったらもう、何やりたいか

南原:(笑)

院長:まあ、生き生きやっていますから、ひょっとしたらひょっとっするんやないかって。やっぱり事業だからね。俺がやりたいのはボランティアじゃないから。

編:ええ。お話をお伺いしていたら、普通当たり前に行われていそうなことなのに、それこそそのサポートがないんですね。

院長:そう、目をつむっているんだね。誰もが簡単にはできないんだよね。自分で苦労するしかないんだ。

編:知識も必要でしょうし、

院長:全身的な疾患としてはね。口の中は結構おろそかにされてきたんだよ。

編:そうですね。この間の院長先生医のお話もそうでしたけど、口の中はやっぱり後回しにされてしまうんですね。(笑)

院長:そうそう、全てがそうだからね。こういった施設も当然そうなんですよ。我々の普通の社会ですらそうだからね。

編:そうですね。そういった障害をおもちの方はなおさらですね。痛くても自分で病院に通うこともできないですしね。

院長:証言もできないだろうし、後回しにされるだろうし・・・。

編:画期的なというか、本来あるべきことを始められたんですね。

院長:世の中みんなそうなってくるからね。画期的でもないでだろうけどね(笑)どれだけエネルギーを使ってどれだけのことができるかだけどね。画期的までとはいかないんだよね。難しい・・・簡単なことじゃないけどね。

いかがでしたか? さて次回はちょっと番外編です。今回の取材の後に、南原さんと松岡さんにこっそりインタビューをしました。お楽しみに


第1回「高齢者の肺炎で亡くなられる方の70%が『誤嚥性肺炎』なんです。」

第2回「食べてない患者さんの方がすごく状態が悪いというふうに思ったんです。」

第3回「入れ歯があるかどうかも分からない施設の方が多いんです。」

第4回「『やってみよう』という先生は、旭川では少なかったんですよ。」

第5回「熱いほうがいいじゃないですか(笑)」

番外編「コンビで漫才系の歯科衛生士を目指しています。(笑)」


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