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第1回「成人のほぼ80%がなんらかの歯周病に」

第2回「ブラッシングには20〜30分必要」

第3回「ブラッシングは“機能的洗浄”」

第4回「長時間磨くには歯磨き粉は刺激が強すぎる」

第5回「思い立ったときがいつでもブラッシングタイム」

第6回「フィンガーグリップが基本です。」

第7回「持ち方でブラッシングレベルが分かります。」

最終回「欧米人にはドレスアップする感覚なんですよ。」

特集:ブラッシングの大切さ

第2回「ブラッシングには20〜30分必要」


編:どれだけ磨けているかというのを診るということですが…

院長:そうですね、磨けているつもりでも僕らが診ると磨けていないということが多い。そしてブラッシングで大切なのは、当たり前なんですが、磨けているかどうかなんです。手段だとか、技術という問題ではないんです。全く指導を受けていない人でもレベルの高い磨き方をしている方もいますし、いくら完璧な指導を1年間し続けても、できない人はできないんです。

編:難しいものという事なんですかね?

院長:いや、難しくはないんです。難しいものではないから、指導をしなくてもできる人はできるんですけども。結局その…モチベーションの問題ですね。技術を教えることよりも、動機付けをしてブラッシングの必要性を本人が自覚して、習慣付けるということが難しいんです。

編:そちらの方が技術的なことよりも難しいんですね。

院長:ええ、例えば何か食べた後に歯を磨かないと気が済まない人、こういう方に指導をするのは簡単なんです。われわれが見て磨けていない所はここですよ、と教えてあげればいい。まあ指導には色々な方法があるんですが。それよりも問題は習慣付けをいかにするかという事ですね。

編:正しいブラッシングに必要なのは、まずその必要性を自覚することなんですね。そして習慣にすると。ただ、やはり技術的な部分といいますか、なにかコツのようなものはあるんでしょうか?

院長:そうですね。まず必要なのは「時間」ですね。

編:時間ですか。

院長:はい。例えば洗面台に向かって立って歯を磨く様な方は、僕はブラッシング習慣はないと考えています。

編:はぁ。それはどういったところから…

院長:ええ。洗面台に向かって、立って磨くということは顔を洗う様な感覚で数分の作業になってしまいます。そういった数分のブラッシングでは予防的なものにはなりません。それだけブラッシングに時間をかけることは大切なんです。

編:どれくらいの時間をかければいいんでしょうか?

院長:僕自身の話なんですが、完璧なブラッシングをするのに十分な時間は、20分から30分ですね。ということは洗面台の前に立ってできる作業ではないということなんです。ですから、何か手があいている時、例えばテレビを見ている時などですね。ブラッシングに関しては両手を使う必要はないので、片手があいているときであれば本を読みながらでも構わないんです。
ただ、ここで難しいのはこれだけの時間をブラッシングにかけることができるか、という事ですね。

編:そうですね…。20〜30分かけなきゃいけないんですね…。

次回は、ブラッシングについてさらに詳しく。
お楽しみに。
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