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第1回「成人のほぼ80%がなんらかの歯周病に」

第2回「ブラッシングには20〜30分必要」

第3回「ブラッシングは“機能的洗浄”」

第4回「長時間磨くには歯磨き粉は刺激が強すぎる」

第5回「思い立ったときがいつでもブラッシングタイム」

第6回「フィンガーグリップが基本です。」

第7回「持ち方でブラッシングレベルが分かります。」

最終回「欧米人にはドレスアップする感覚なんですよ。」

特集:ブラッシングの大切さ

第3回「ブラッシングは“機械的洗浄”」


編:そうですね…。20〜30分かけなきゃいけないんですね…。

院長:最低でもですよ。完璧なブラッシングをするためには20〜30分必要だと考えますので、先ほども話したように僕はテレビを見る時にしています。あとは片手があいている時にブラッシングをするという事ですね。極端な話、散歩をしながらでも構わないわけです。

編:とにかくそれだけの時間をかけるという事が大事なんですね。その…20分から30分。

院長:ええ、大事です。一本の歯を磨くのに表面積を考えると…まあ4〜5分はかかるんです。それが20本以上ありますから、2〜3分でブラッシングを終えるというのは考えられないですよね。まあ普通は1本1本磨くわけではないですけどね。

あとは歯ブラシを使い分けるという事ですかね。デンタルフロス、歯間ブラシ…歯と歯の間を磨くものですね、部分ブラシと言いまして筆の先の様な形をしたブラシがあるんですけども、そういうものをブラッシングの補助的清掃用具と言います、それらをつかったり、歯ブラシそのものの種類ですね、例えば軟らかめか固め、毛先の形状といった色々なものを使い分けて完璧に磨くと言う事です。例えば毛先の細いものなんかは、歯周ポケットだとか歯と歯の間のような細かな所にも届きますが、歯垢を除去する力は弱いですから、それと併用して硬い歯ブラシを使うと。

編:20分から30分の間に、それぞれに適した歯ブラシを使い分けるという事ですね。

院長:ええ、おおざっぱな歯垢なんかは硬いものの方がよくとれますから。また、硬い歯ブラシと軟らかい歯ブラシの使い方は当然同じじゃいけないんですよ。硬い歯ブラシで力を入れて磨くと歯が磨耗してきますから、付け根の所が磨耗してしまう事をWSDと言いますが、要するに「歯頸部のくさび状欠損」ですね。木をまさかりで倒すようにくさび状に歯が減って行くんです。歯ブラシによる磨耗によって歯を痛めている人は多いんですよ。

編:まあでも、それだけ一生懸命磨いているんですね、きっと。

院長:そういう方は磨いている箇所が偏っているんですね。

編:特に一生懸命歯を磨いている方なんかは、チェックしてもらったほうがいいですね。

院長:そうですね、磨けてると思っている人でも、そういう障害が出てくるということです。

編:あと、歯を磨くときに、歯磨き粉をつけますよね。歯磨き粉はいろいろ種類があると思いますが、特にどんなものがいいですか?

院長:僕が言っているブラッシングに関しては、そういう薬理な作用は含まれていません。あくまでブラッシングという意味は、“機械的洗浄”ですね。薬理効果を期待したものではありません。

編:じゃあ、ブラッシングという意味では、歯磨き粉は何でもいいものですか?

院長:これはね、ぼくは歯磨き粉って言うのは必要ないと断言できるくらいですね。

次回は、1日のうちにどれくらいその
「ブラッシング」が必要なのか。お楽しみに。
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