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第1回「成人のほぼ80%がなんらかの歯周病に」

第2回「ブラッシングには20〜30分必要」

第3回「ブラッシングは“機能的洗浄”」

第4回「長時間磨くには歯磨き粉は刺激が強すぎる」

第5回「思い立ったときがいつでもブラッシングタイム」

第6回「フィンガーグリップが基本です。」

第7回「持ち方でブラッシングレベルが分かります。」

最終回「欧米人にはドレスアップする感覚なんですよ。」

特集:ブラッシングの大切さ

最終回「欧米人にとってはドレスアップする感覚なんですよ。」


院長:日本では患者さんの意識は世界的な先進国でありながら非常に低い所にあるんです。デンタルとして、歯科としての歴史が浅いんです。歯医者自体も欧米のものですから、啓蒙の仕方自体が現時点で出されてないんです。つまり対処療法に追われているんです。今、虫歯で神経がやられようとしてるのに、ブラッシングをいくら高めたって無意味なんですよ。

編:ええ。

院長:きちんとしたブラッシングができないから虫歯になってるんです。まず治療をするにあたっての受診意欲を高めなくてはいけません。そして、あまりできない人に、最初からこんな面倒くさい難しい話をしたって“できないから来てるんだ”ってことになるでしょ。

編:(笑)そうですね。

院長:例えば、車のメンテナンスで、もう少しいいホイルとタイヤにしようとしますよね。ところが車自体がベコベコで、エンジンすら動くかわかんないのに足まわりをもう少しきちっとしましょうよと言っても、今さら足まわりってことにならないでしょう?

編:ベコベコになったボディとかからないエンジンをまずは直してあげないとですねえ。

院長:そうなんです。普段からオイル交換やタイヤ交換をして、大事に乗っている人っていうのは、修理しなくてもよりよいパーツなんかを取付けられるということです。

編:まあ、車自体がきちんとしていれば、後はその車に手を掛けていくことができますね。

院長:できます、できます。ますます良くできますよ。

編:実際いらっしゃる患者さんも普段からブラッシングだけでもちゃんとしていればもっと・・・。

院長:高度なものをすすめられるし。

編:患者さんは「歯が痛い、どうしよう!」という状態でしかやっぱり来ませんよね。

院長:そうなんです、日頃からきちんとケアしていれば、審美であるとか、歯の漂白とか、エステティック部門。もう少しきれいな歯にしましょうとか、歯ぐきの色をもう少しピンクにしましょうとか、歯並びを変えましょうとかそういう高度なものに移っていきます。

編:そういう普段のケアがあって初めてキレイに見せましょうという治療ができるということなんですね。

院長:ええ、欧米人が矯正をするときの感覚と日本人の感覚じゃ違うということはそのへんにも出てきますね。日本人っていうのは、矯正するときの装置がはずかしいと考えてるんです。しかし、欧米人は車にドレスアップをする装置をつけているという感覚なんです。自分をもっと磨く、全身的なものなんですよ。つま先から頭のてっぺんまでの一部が歯ですからね。

編:矯正しているということは“自分は磨いているんだぞ”とむしろ自慢したいためのものなんですね。

院長:ダイエットもそうでしょう?ダイエットというものは、自分が努力する自己管理の評価ですから。いくら「私は几帳面で頑張り屋で自己管理がきちっとしてて素晴らしい理想をもって仕事をしてますよ。」と言っても太っていれば評価されないんですよ。

編:結局自己管理ができていないと言う事になってしまうんですね。

院長:そうなんです。これは病気じゃないですが、糖尿を含めていろいろな病気がありますけれど、それらを患った場合“自己管理しよう”“治そう”という努力をしますよね。そういう意識と同じなんです。矯正もさらに自分が努力するとそれは審美、キレイだとかかっこいいとか以上に噛み合わせは大事ですし、歯並びというのはいろいろな歯周病にも関係してきますしね。。

いかがでしたか? さて次回からは、新しいテーマでおとどけします。お楽しみに。
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