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特集:口腔介護ステーション「のあ」

4月から開設した「のあ」のスタッフ、松岡さん(左)と南原さん(右)
第1回「高齢者の肺炎で亡くなられる方の70%が『誤嚥性肺炎』なんです。」

編:4月から新しい事業といいますか、部署が出来たと聞きましたが、どういったことをされるのですか?

院長:3〜4年前から訪問診療という形で私と空いているスタッフで、しょぼしょぼと出来る範囲でやってきた中で、うちの親父が作った特別養護老人ホーム「大雪の郷」これをきっかけにだんだんと力が入ってきて、寝たきり・重度な障害者のなかなか難しい症例も入った中で、今後高齢化社会に向けての対応と、あと障害者も含めて、貢献できればいいなということから、訪問診療専門の部署をつくりました。まあ、やってみれということです。それで、4月1日から、実際に動いています。

編:もともと、院長先生がしょぼしょぼやっておられたのをお二人が専任で…。お二人はこちらのスタッフだったんですか?

院長:少し知ってはいましたけれど、全く別の職場で、自分たちのやりたいことを見つけて、自主的にアプローチしてきたんです。

編:はあ。

院長:それで内容を説明した中で、まずやってみるかとなったんです。まあぼくも事業としてどういう結果がでるか分からないです。ただ、やっていることは確かだし、その資料を見てもそうですし、必要とされていることですので、批判を買うようなことはないでしょうが。

編:では、南原さんと松岡さんにお話を伺いたいんですけれど、今は具体的にどういうお仕事をされているんですか?

南原:まず中心は、施設・病院・居宅の患者さんなんですけど、1週間に1回お口のケアをします。まあやっていることは歯磨きなんですけどね。全体的には口腔管理とい
うか、それ以上悪くならないよう維持することを中心にやっています。

編:治療をするとかではなくて、ケアをするんですね。

南原:例えば、ケアをしている際でもやはり、1週間に1回なので悪くなっていることもあるんですね。その時にムシ歯を発見したとか、体の状態によってお口の中が悪くなったという時は、専門の先生にすぐお知らせして治療していただくというふうに、私たちは患者さん一人一人のお口の中の管理をしています。

編:はあ。

南原:で、もしムシ歯や病気を見つければ、すぐ先生に知らせることが出来ますから。やはり、介護の方や看護している方の話を聞きますと、全身のことは日常生活のうえでやってはいるんですけれど、お口の中までは・・・。お口を開けてもらった事がなかったりとか、お口の中がどういう状態かわからないことがほとんどです。それで今、誤嚥性肺炎とか言われているんですけれども、口は体の入り口なんです。一番細菌のある所なので、やっぱり体の障害の重い患者さんであるとか、抵抗力の少ない患者さんとか、もともと病気を持っている患者さんはやはり、私達も細菌とか常在菌というのはあるんですけれども、抵抗力が落ちてくると口の中の細菌が繁殖してしまって、肺炎になって亡くなられる・・・。あの、高齢の方でしたら肺炎で亡くなられる方の70%がその誤嚥性肺炎なんです。

次回は、誤嚥性肺炎についてもうすこし詳しく。
お楽しみに



第1回「高齢者の肺炎で亡くなられる方の70%が『誤嚥性肺炎』なんです。」

第2回「食べてない患者さんの方がすごく状態が悪いというふうに思ったんです。」

第3回「入れ歯があるかどうかも分からない施設の方が多いんです。」

第4回「『やってみよう』という先生は、旭川では少なかったんですよ。」

第5回「熱いほうがいいじゃないですか(笑)」

番外編「コンビで漫才系の歯科衛生士を目指しています。(笑)」


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